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【西武】3軍の美唄夏合宿は朝7時台からスタート 冷涼な北海道で若獅子たちがスターへの礎作る


朝から木村コーチのゴロ捕球ドリルを受ける西武沢田(左)とオケム(右)(撮影・金子真仁)

西武3軍の北海道・美唄での夏合宿4日目が4日、美唄市営野球場で朝7時台から始まった。

朝7時5分には青木智史3軍総合コーチ(45)らコーチ陣が球場入り。10分後には早出練習を行う野手たちも到着した。球場近郊では2カ月連続でヒグマが目撃されていることもあり、早朝の練習はNG。移動もバスで行っている。

記者のスマートウオッチ測定で、球場の朝7時の気温は24度。1日を通しても本拠地の埼玉・所沢より5度ほど低い。

NPB初の試みとして“夏合宿”が行われている。Jリーグの秋春制以降に伴い、夏場に冷涼な北海道でスポーツチームのキャンプや合宿を行うことが近年、活発になりつつある。昨季シーズン91敗。再建を図る西武も今季、美唄夏合宿をスタートした。

選手は22人が参加。育成選手や入団3年目以内の若手選手が中心ながら、投手陣では出力アップを目的に1軍先発登板を重ねている上田大河投手(23)らも参加している。

2日は独立リーグの北海道フロンティアリーグ選抜と、3日は東京6大学野球リーグの慶大と、それぞれ練習を行った。

この日は練習漬けの1日。朝6時過ぎに起床した選手たちは、2日の試合で打球速度170キロ級の本塁打を放った育成3年目の野村和輝内野手(22)を皮切りに、次々とウオーミングアップを開始。7時45分には打撃練習が始まった。

その傍らで、札幌出身の育成ルーキー沢田遥斗外野手(19=京都国際)と旭川出身の育成ルーキー・オケム外野手(19=旭川志峯)は、木村文紀3軍野手コーチ(36)に連れられ、まだ朝露にぬれる草むらへ。

野鳥やセミの鳴き声が響く中、2人は板のような特製グラブをはめ、木村コーチによるゴロ捕球のドリルをこなした。木村コーチは「このハングリーな環境、いいっすね」と笑顔。「所沢ではできないような練習をとことんやらせてあげたい」と燃えている。

合宿には元1軍監督の田辺徳雄3軍野手コーチ(59)や、潮崎哲也シニアアドバイザー(56)も参加。合宿の“団長”も兼ねる潮崎氏は2日の居残り特打で打撃投手として100球近くを投げるなど、指導者たちも精力的だ。「初日を終えた時点で、また来年もここでやりたいと思えた」という声も出た。

8時過ぎには見学のファンも訪れ始めた。美唄合宿は12日まで行われ、その後は中2日を経て、所沢での練習試合の日々が待っている。【金子真仁】

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