
<レイズ0-5ドジャース>◇1日(日本時間2日)◇ジョージ・スタインブレナー・フィールド
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、敵地での快勝に満足げだった。
打線が1回にフレディ・フリーマン内野手(35)の2点適時打で先制すると、4回には新人アレックス・フリーランド内野手(23)のメジャー初打点となる適時打などで追加点。5回にはフリーマンの12号ソロで突き放した。
守っては先発のクレイトン・カーショー投手(37)が、6回を5安打無四球無失点。2番手ジャスティン・ロブレスキ投手(25)も、3イニングを1安打無失点5奪三振で試合を締めた。
体調不良が心配された大谷翔平投手(31)は、第2打席でバットを折りながら11打数ぶりの安打を記録。第3打席で右前打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打となった。
2日(同3日)は、左肩の炎症で離脱していたサイ・ヤング左腕ブレーク・スネル投手(32)が、4月2日(同3日)以来121日ぶりのマウンドに上がる。
【ロバーツ監督の主な一問一答】
-カーショーがとても効率的なピッチングでした
「今日はストライク先行でした。それが彼の持ち味です。序盤から打たせて取ってリズムも良かったし、ウィル(スミス)とのコンビも良かった。変化球と速球を両サイドに投げ分けていて、打者のスイングがファンキー(おかしく)になっていた。湿度の高い環境では、効率的な投球が大事ですから」
-ロブレスキがしっかり試合を締めた
「ジャスティンは本当に素晴らしい。何でも引き受けてくれるし、全力で投げてくれる。できる限り長く、全力で投げてくれますよね。今日もブルペン陣の負担を減らしてくれて、1人のリリーフだけで試合を終わらせてくれて良い仕事でした。ストライクゾーンにどんどん投げて、打者を早くアウトにしていたし、三振も取れていました。この1カ月はずっといいです」
-ここ10試合ほどフリーマンの打撃が好調です
「数週間前、彼自身がメカニクス的な修正点を見つけたんだろう。バットを出すまでの間ができて、逆方向への打球も増えた。今日のホームランも、前は打てなかった内角低めの速球を捉えましたし、いろんなボールに対応できるようになった。良い状態だと思います」
-チームのコアになる選手が調子を取り戻すということにおいては、フリーマンの復調は良い兆しですね
「そうです。中心選手が自分らしいプレーをすることが求められます。彼らにとって『自分らしく』ということが、チームを楽にしますから。プレッシャーをかけるわけではありませんけどね。今日もフレディ(フリーマン)とウィル(スミス)が打って、ショウヘイもヒットを2本打った。フリーランドもメジャーで落ち着いたプレーを続けてくれています。それらもクレイトン(カーショー)のピッチングがあってこそでした」
-小さいスタジアムでしたが、ショウヘイの人気や球場の雰囲気はどう感じたか
「エネルギーのある雰囲気だったね。ドジャースはどこに行ってもファンが来てくれますよ。みんなショウヘイのプレーを見たがっているし、レイズもできる限りのことをしてくれました。暑くて湿気もすごかったですけど、みんながベストを尽くしました。私もお金を払ってショウヘイのプレーを見たいですよ」
-トレード期限が終了して、パドレスが大きな補強をしました。どう感じているか
「あまり気にしていません。他のチームが補強するのは当たり前で、我々も競争している。我々にはチームのコア(核)があるし、これから戻ってくる選手もいる。自分たちの野球をやっていくだけだ。つまらなく聞こえるかもしれませんが、私はこのチームが一番強いと思います」
-ここ最近は打線のアプローチも良いですね
「何がきっかけか分かりませんが、集中力が高くなっているのは感じます。162試合もあると、ずっと集中し続けるのは難しいです。テオ(T・ヘルナンデス)も苦しんでいますが、頑張っていますよ。テオもムーキー(ベッツ)もアンディ(パヘス)もそうですが、1球に集中して良い打席を積み重ねることが大事です。そうすれば、自然と得点は増えるでしょうね」