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大谷翔平マルチ安打「記憶がない」など体調不良の不安一掃 勝負の8月、会心の白星でスタート


レイズ対ドジャース 4回表ドジャース2死一塁、二塁内野安打を放つ大谷(撮影・垰建太)

<レイズ0-5ドジャース>◇1日(日本時間2日)◇ジョージ・M・スタインブレナーフィールド

【タンパ(米フロリダ州)1日(日本時間2日)=四竈衛】「右臀部(でんぶ)けいれん」など体調不良が心配されたドジャース大谷翔平投手(31)が、レイズ戦に「2番DH」で出場し、4打数2安打1四球と元気な姿を披露した。ド軍は4番フレディ・フリーマン一塁手(35)が3打点、先発クレイトン・カーショー投手(37)が6回無失点と、主軸の活躍で快勝。勝負どころの8月を、会心の白星でスタートした。

   ◇   ◇   ◇

愛用の黒バットが無残にへし折られても、14打席ぶりの「H」ランプは、大谷にとって何よりもの「良薬」だった。過去2試合は10打数無安打と沈黙。その間3四球を挟んだとはいえ、ボテボテの内野安打での出塁に、一塁ベース上では久々に白い歯がこぼれた。初回は四球を選び、先制のホームを踏んだ。4回には一、二塁間を破る痛烈な右前打。7月30日のレッズ戦で先発した際、「右臀部(でんぶ)のけいれん」で途中降板した後遺症を感じさせない動きを披露し、周囲の不安を一掃した。

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全米各地で一気に気温が上がる7月は、大谷にとっても、ド軍にとっても踏ん張りどころだった。「二刀流」として本格復帰した大谷は、9本塁打ながらも打率は2割4厘と、低空飛行が続いた。その間、球宴出場を含め、時差が変わること5回。30日の試合後は、各打席に関して「記憶がない」と話すなど、心身ともにエアポケットに入っていたかのようだった。

主軸に故障者が続出し、月間10勝14敗と不安定な戦いが続いたド軍にとっても、8月初戦はひとつの区切りだった。前日、トレード期限を迎え、投打で複数の選手を補強。移籍に伴う別れと出会いを受け入れ、リセットするのがこの日だった。そんな節目の一戦で、レジェンド左腕カーショーが6回無失点と好投。打っては、低調気味だったフリーマンが先制の2点適時打&ソロと、投打の大ベテラン2人が鼓舞した。試合後のロバーツ監督も「フレディ(フリーマン)が引っ張ってくれて、ショウヘイも2本打ったからね」と、納得の表情で振り返った。

2日(同3日)には、サイ・ヤング賞2度の先発左腕スネルが復帰。大谷の次回登板も、予定通り6日(同7日)に見込まれるなど、徐々に足並みはそろってきた。右足首痛を抱えてきたフリーマンの「あとはみんなが健康でいることだね」の言葉通り、各選手のコンディションさえ整えば、ド軍に負ける要素は見当たらない。

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