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【日本ハム】新庄監督「こういう日でも勝てるチームでありたかった」トラブルの末サヨナラ負け


オリックス対日本ハム サヨナラ勝利に沸くオリックスナインを尻目に引き揚げる日本ハム清宮幸(撮影・西尾就之)

<オリックス4-2日本ハム>◇1日◇京セラドーム大阪

日本ハムが超ドタバタな移動でオリックス戦(京セラドーム大阪)に臨んだ。新千歳空港から伊丹空港へ向かう便が機材トラブルで大幅遅延。急きょ羽田空港経由での大阪入りに切り替え、球場到着は当初予定から約3時間遅れの午後5時だった。その道中、チームと別便で移動していた新庄剛志監督(53)は自身のインスタグラムでスタメン発表。選手たちに気持ちの準備だけはさせ、15分遅れとなった試合に臨み、9回1死までリードしたが、サヨナラ負けを喫した。

   ◇   ◇   ◇

最後までジェットコースターな1日になった。2点リードの9回に先発加藤貴が3連打を浴び1点差に詰め寄られた。新庄監督は「(加藤貴は)うちの左のエース。ここで踏ん張ってもらわないと。FAで残ってくれて信頼できるピッチャーなんで」。8回まで3安打無失点とほぼ完璧な投球をしていたベテラン左腕だが、1死二、三塁で頓宮に、まさかのサヨナラ3ランを浴び、2連敗となった。

スクランブルな状況を打破しようと、必死で準備した。エスコンフィールドでのソフトバンクとの首位攻防3連戦を終え一夜明け。新千歳空港午前11時10分発予定だった伊丹空港への移動便は、名古屋から来るはずの機体が機材不備で飛べず、急きょ羽田から代替機を運ぶために、異例の4時間20分遅延となっていた。

チームは急きょ羽田空港経由に切り替えたが、乗り継ぎ便も遅れ、伊丹到着は午後4時。京セラドーム大阪へのバス移動も、渋滞に巻き込まれ、早ければ約30分の道のりが約1時間かかった。午後2時前後の到着予定が、約3時間遅れの午後5時に球場到着。試合前練習はキャンセルし試合開始も15分遅れ。野手陣はティー打撃やノックを受けるなど、最低限の準備だけで試合に臨んでいた。

新庄監督は考えた。チームとは別便で午前11時55分発の直行便で先に球場入りしており、自身のインスタグラムに、この日のスタメンを投稿。「飛行機がかなり遅れて 北海道 羽田 伊丹 でなんとか全員乗ることができ 今 大慌てで京セラに向かってます ついてから練習する時間がないので スタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」と添えた。試合後「(スタメンを知らせた方が)気持ちの入り方も違う。フリーバッティングをしてないので脇腹が怖い。何かあったときのために控えの選手には『早めに準備しといて』と言いました」と説明した。

優しい指揮官の心配りに応えるように2点を先制も、最後はサヨナラ負け。「いろいろトラブルありましたからね。何とか、こういう日でも勝てるチームではありたかったですけど」。もう、あとひと踏ん張り。どんな困難をも乗り越える底力を身につけた先に、9年ぶりの歓喜が待っている。【永野高輔】

▽日本ハム加藤貴(今季初完封目前で崩れ、チーム20完投目も4敗目)「(7月2日の)ソフトバンク戦でもこういう形(完封目前でサヨナラ負け)だったんで、しっかりと反省して次頑張ります」

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