
今夏の甲子園に初出場する未来富山が1日、甲子園練習を行った。
プロ注目の最速145キロ左腕、江藤蓮投手(3年)は、マウンドの感触を試しながら2度にわたって投球した。「とても投げやすく、いい景色でピッチングさせていただきました」と振り返った。変化球や直球をそれぞれ投げ、「自分の武器であるストレートで強気で押して、しっかりアピールしていきたい」と今夏の意気込みを語った。
通信制課程の単位制で、全校生徒は普通科のみ25人、野球部員は23人が所属する。だが、周囲から受ける期待は大きい。「富山県から初出場で、地元の方々にたくさん応援されている」。長野・須坂市出身の江藤は、古巣千曲ボーイズの後輩たちが現地に駆けつける予定と明かし「応援されている期待に応えるために、結果を残して恩返ししたい」と誓った。