
フィリーズ傘下2Aを自由契約となっていた青柳晃洋投手(31)が31日、ヤクルトと正式に契約合意し、都内の球団事務所で入団会見を行った。
昨オフに阪神からポスティングシステムを利用し、フィリーズとマイナー契約もメジャー昇格は果たせなかった。
昨季まで9年間、プレーした阪神では通算61勝をマークした。21年からNPB史上初の2年連続最多勝と最高勝率のダブルタイトルに輝き、22年は最優秀防御率を含む投手3冠を獲得した。
ヤクルトでは現状、昨季に続き、今季もここまで規定投球回に到達した投手がいない。先発陣の強化は長年の課題で、青柳はローテの一角を担う存在と期待される。
【青柳の一問一答《5】
-古巣に対してどんな思いで
「僕も知ってる選手が多いですし、もちろんいい選手がいっぱいいるので、もちろん今首位にいるチームでもあるので。そういうチームと本当に真正面から対戦できるっていう楽しみがあるかなと」
-夢半ばという言葉が。挑戦したことについては
「全く後悔はないですし、素晴らしい経験をさせてもらいましたし。さっきも言いましたけど、それをマイナーでも行かせてもらったタイガースにはすごい感謝しかないですし。またタイガースに戻るっていうところも僕の中ではずっと思ってましたけど、タイミング的にそれができなかったので。今回スワローズっていう形で入団させてもらいましたけど。タイガースには感謝しかないですし、素晴らしい経験をさせてもらって半年だなってのは思います」
-雨男のイメージだが
「今後のお楽しみということで」
-子供の頃に神宮で応援していた選手は
「僕は青木さんです。プロに入って対戦する機会があったので一番うれしかったです」
-グッズも持っていた
「持ってましたし、青木さんのシートで観戦したこともあります」
-阪神が首位を独走していることについては
「ずっと僕はいちファンとしてアメリカから応援させてもらいましたし。やっぱり知ってる選手、知ってるコーチ、知ってるチームなのね。本当に頼もしいというかうれしく思ってましたし、やっぱり強いなっていう風には見ていたので。それを相手にするっていう形になってしまったんですけど。でも、それでもやっぱり、そういう強いチーム対戦できるっていうのがすごい楽しみがありますね」