
ヤクルト小川淳司GM(67)が31日、フィリーズ傘下2Aを自由契約となっていた青柳晃洋投手(31)の獲得理由を明かした。
この日は都内の球団事務所で入団会見。青柳と同席した小川GMは「チームの状態、状況っていうところが一番。もちろん数字が物語っているんですが、投手陣が一番の原因で今の成績につながってしまってるっていうところなので。なんとか改革しなきゃいけないっていうものがありました。新規契約の期限ギリギリになってしまったんですが、非常に大きな戦力として縁がありまして、青柳投手と契約できたっていうのも非常に良かったなと思ってます」と語った。
つづけて「NPBでの実績はもちろん申し分ないので、とにかく神宮球場での成績っていうのも出ているので。とにかく自分の投球をしていただければ自ずと結果はついてくると思うし、それがチームとして成績につながってくるという風に思ってます」と話した。
昨オフに阪神からポスティングシステムを利用し、フィリーズとマイナー契約もメジャー昇格は果たせなかった。
昨季まで9年間、プレーした阪神では通算61勝をマークした。21年からNPB史上初の2年連続最多勝と最高勝率のダブルタイトルに輝き、22年は最優秀防御率を含む投手3冠を獲得した。
ヤクルトでは現状、昨季に続き、今季もここまで規定投球回に到達した投手がいない。先発陣の強化は長年の課題で、青柳はローテの一角を担う存在と期待される。