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【高校野球】東洋大姫路14年ぶりVで「夏の東洋」復活!「春の忘れ物取りに」岡田監督/兵庫


東洋大姫路対報徳学園 優勝旗を手にする東洋大姫路主将の渡辺(撮影・加藤哉)

<高校野球兵庫大会:東洋大姫路7-6報徳学園>◇28日◇決勝◇ほっともっとフィールド神戸

東洋大姫路が14年ぶりに夏の兵庫を制した。岡田龍生監督(64)が母校を率いてちょうど3年の今春センバツ出場に導き、夏も聖地の出場権を手にした。“夏の東洋”復活に「これが一番うれしい。帰ってきて一番寂しかったのは、夏の東洋と言われなくなっていたこと」と目尻を下げた。

22年4月の就任後、「夏は打たないと勝てない」と強力打線を念頭にチーム作りに努めた。19年夏に履正社(大阪)監督として阪神井上らを擁して全国制覇に導いた当時と同じ筋力トレーニングを中心に体力強化。ベンチ入り選手は入学時から平均約10キロ増量した。6得点で食い下がった昨夏王者の報徳学園を、12安打7得点で打ち負かした。

夏に強かった母校の復活を誰よりも喜んだ。69年に初出場し、同校の1年生だった77年には全国制覇も目に焼き付けた。“夏の東洋”と称された時期もあったが、近年は苦戦が続いた中で母校の指揮を託された。3年間で岡田色に染めた現チームは県内と近畿で27戦無敗と圧倒。兵庫初の秋春夏制覇で、同校では40年ぶりの春夏連続出場に導いた。「帰ってきてここまで勝てるとも、3年で結果が出るとも思わなかった。覚悟して引き受けたのでよかった」と充実感があふれた。

見据えるのは「完全復活」だ。母校を率いて初めて臨んだ今春センバツは2回戦敗退。「春と夏の景色は全然違うと。大会前にもう1回頑張って夏の景色を見に行こうと話していた」。優勝監督インタビューではこう宣言した。「春の忘れ物を取りに、子どもたちと頑張ってきます」。48年ぶりの日本一を目指す。【林亮佑】

◆岡田龍生(おかだ・たつお)1961年(昭36)5月18日生まれ、大阪市出身。東洋大姫路では正三塁手だった79年にセンバツ4強入り。日体大から社会人の鷺宮製作所を経て、85年から桜宮(大阪)のコーチを務め、87年春に履正社監督に就任。夏は97年、春は06年に甲子園初出場。14、17年とセンバツ準優勝し、19年夏に阪神井上らを擁して全国制覇。22年4月から母校の監督に就任し、25年春夏連続出場。主な教え子にオリックス岸田護監督、ヤクルト山田哲人、阪神坂本誠志郎ら。保健体育科教諭。

◆東洋大姫路 1963年(昭38)創立の私立校。生徒数1179人(女子473人)。野球部は63年創部で部員は89人(うちマネジャー2人)。甲子園は春が9度、夏は13度目。77年夏に全国制覇。主な卒業生は元マリナーズ長谷川滋利、ヤクルト原樹理、中日松葉貴大、西武甲斐野央ら。所在地は姫路市書写1699。上田肇校長。

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