
<高校野球兵庫大会:東洋大姫路7-6報徳学園>◇28日◇決勝◇ほっともっとフィールド神戸
東洋大姫路が14年ぶり夏の甲子園出場を決めた。22年4月から監督に就任した岡田龍生監督(64)は母校を春夏連続で甲子園へと導いた。
打線が安打を重ねた。2回に桑原大礼捕手(3年)が先制ソロを放つと、逆転を許した直後の3回には2死から4連打で2点を奪って逆転。3-3の6回には4番の白鳥翔哉真(ひやま)外野手(3年)の適時打で勝ち越しに成功した。
先発の木下鷹大投手(3年)は報徳学園打線に何度も食い下がられた。ただ、背番号1の意地を見せて、8回には三者連続三振など、リードさせなかった。マウンドを守り切り、甲子園へと導いた。
◆東洋大姫路 1963年(昭38)創立の私立校。生徒数1179人(女子473人)。野球部は63年創部で部員は89人(うちマネジャー2人)。甲子園は春が9度、夏は13度目。77年夏に全国制覇。主な卒業生は元マリナーズ長谷川滋利、ヤクルト原樹理、中日松葉貴大、西武甲斐野央ら。所在地は姫路市書写1699。上田肇校長。