
お祭り男が、来るよ~! 日本ハム新庄剛志監督(53)が、現役時代の06年以来19年ぶりに球宴に帰って来る。「マイナビオールスターゲーム2025(23日=京セラドーム大阪、24日=横浜)」に全パのコーチで参戦。セ・パ両リーグで球宴MVPに輝いた“役者新庄”は「選手がメイン」と前置きしつつも「リルビット(little bit=ちょっぴり)奪いにいく」と謎のメッセージ。現役時代に負けないパフォーマンスを、予告した。22日には大阪市内で前日イベントが行われ、阪神森下翔太外野手(24)が主役に名乗りを上げた。
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「新庄監督」ではない。プレーだけでなく最高のパフォーマンスを繰り広げてきた、あの「新庄剛志」が満を持して登場する。
「なんかするよ。なんかするでしょうね、“彼”は。ああいう舞台行くと、別人ですから。急にスイッチ入る僕が登場するから。面白い、なにか。準備というものはね、1カ月半前からね。選手がメインですから、僕は奪いに行かないですけど、リルビット、リルビット奪いに行く」
コーチとしての立場をわきまえながらも、かなり前から仕込んできた「何か」を繰り出す準備は万全だ。阪神時代の99年第3戦で初本塁打を放ちMVP。日本ハム時代の04年は球宴初の単独本盗で史上3人目の両リーグMVPを獲得した。華々しい実績を誇る球宴男は新提案も忘れない。
「面白いオールスターにはしたいですね。同点だったら(メジャー流の)ホームラン競争とか。またさらに盛り上がりますよね。1回から1死満塁でスタートしたらいい(笑い)。はらはらドキドキで、ねえ」
他球団の選手との交流も、心待ちにしている。
「いろいろな選手に聞きたいね。バッティングとか、どうやって投げてんのとか。逆に聞かれたりしてね。ベンチから僕どう見えてますかとか。どこが悪いですかとか。普通教えんけどバリバリ教えますよ。正々堂々と。それで後半戦絶好調になっていいんですよ、盛り上がれば。みんなプロ野球選手。同じユニホーム着てる仲間なんですから」
野球人みな兄弟。見る人もやる人も全員が楽しめるオールスターを、プロデュースする。【永野高輔】
お祭り男が、来るよ~! 日本ハム新庄剛志監督(53)が、現役時代の06年以来19年ぶりに球宴に帰って来る。「マイナビオールスター2025(23日=京セラドーム大阪、24日=横浜)」に全パのコーチで参戦。セ・パ両リーグで球宴MVPに輝いた“役者新庄”は「選手がメイン」と前置きしつつも「リルビット(little bit=ちょっぴり)奪いにいく」と謎のメッセージ。現役時代に負けないパフォーマンスを、予告した。
★新庄球宴アラカルト★
◆94年 阪神時代、第1戦の7回に代走として、球宴デビュー。見事に盗塁を決めた。
◆99年 第2戦で全セ通算1000本目となる球宴初安打。第3戦は6回にレフトポール際へ球宴第1号。先制打と決勝本塁打で全セの勝利に貢献し、初のMVP獲得。
◆00年 長崎での第3戦の8回に、ダメ押しとなる135メートル場外弾を放つ。
◆04年 日本ハムから、パ・リーグ選手として初出場。球宴初の単独本盗を決め、予告どおりにMVP獲得。両リーグでの受賞は史上3人目。
◆05年 第1戦で1足500万円のダイヤ入りスパイクを披露。第2戦の8回、「金色バット」を手に代打で登場。本塁打を予告も、二ゴロに終わった。
◆06年 第1、2戦で球界やファンへのメッセージを込めた電光掲示ベルトを着用。同僚の森本(現外野守備走塁コーチ)には、漫画ドラゴンボールのピッコロ大魔王の格好をさせた。