
<高校野球兵庫大会:報徳学園6-1夢野台>◇22日◇5回戦◇ほっともっとフィールド神戸
公立校で23年ぶり16強の夢野台は昨夏代表校の報徳学園に敗れて、ベスト8進出とはならなかった。
先発で主将の石田勇樹投手(3年)は2回に4失点。6回に2点を失うなど、6回6失点と粘りきれなかった。5回まで無安打だった打線も6回に1点を返したのみに終わった。石田は「同じ高校生。投げきるところを投げきればゼロでいけると思った。素晴らしい打線だったが、もっと思い切っていければ抑えられた」とうつむいた。
前原克泰監督(44)も「隙のないチーム。さすがやなと思った」と脱帽した。それでも学校創立100周年に23年ぶりのベスト16入り。「今日勝てたら大きな花を添えられるなと思ったけど、名前を広める大会にはなった」と胸を張った。
石田も「ベスト8にいきたかったけど、勝つには力不足だった。ベスト16が目標で達成して、次のステージで戦えたのは良かった。後輩にはベスト8を目指してほしい」と思いを託した。