
<ドジャース4-6ブルワーズ>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ドジャースが守備の乱れが重なり、ブルワーズに歴史的な「完全スイープ」を許した。
先発のクレイトン・カーショー投手(37)が、3回まで三塁を踏ませない好スタートを切ると、3回にダルトン・ラッシング捕手(24)の犠飛と、大谷翔平投手(31)の34号2ランで3点を先制した。
だが、4回に守備が崩壊。4回から守備陣が崩壊。2死二塁からパーキンスが放った三遊間への打球を、三塁手トミー・エドマン内野手(30)がスライディングキャッチで好捕。だが、一塁への送球が悪送球となり1点を失うと(記録は安打とエドマンの失策)、続くモナステリオにも左前適時打を浴び、送球間に二塁への進塁を許した。
さらに、オルティスの中飛をアンディ・パヘス外野手(24)が後逸(記録は失策)。2安打に2失策が絡んで同点を許した。カーショーは5回にも味方野手の失策も絡んで降板すると、ベンチでグラブと帽子をたたきつけて怒りをあらわにした。
守備でリードをフイにすると、4-3と勝ち越して迎えた6回にアレックス・ベシア投手(29)とルー・トリビノ投手(33)が一気に3点を失い、打線の反撃も最後まで及ばなかった。
これで後半戦は3連敗スタートとなり、ブルワーズには今季6戦全敗。MLB解説者の村田洋輔氏によると、ドジャースと6試合以上を戦っての「完全スイープ」は、94年ブレーブス(6戦)、06年カージナルス(7戦)以来3度目だという。
この日は1番にムーキー・ベッツ内野手(32)、2番に大谷翔平投手(31)を並べて打順を変更。大谷が2番に座るのは399日ぶりだった。3回にはベッツが安打で演出した好機に、大谷が34号2ランで得点したが、守備のミスが響いた。
大谷は第1打席から空振り三振、左越え本塁打、一ゴロ、四球だった。翌21日(同22日)のツインズ戦では、今季6度目の登板を予定している。