＜ドジャース－ブルワーズ＞◇20日（日本時間21日）◇ドジャースタジアム
ドジャースのムーキー・ベッツ外野手（32）が、打順変更について心境を語った。昨季途中からトップバッターの大谷翔平投手（32）に続く2番を務めていたが、1番打者に返り咲き。この日の試合前、ベッツは「特に多く言えることはないけど、とにかく自分がやるべきことをやる。チームのためにベストなら、それでいい」とコメントした。
今季は打撃不振が長引き、試合前の時点で打率2割4分1厘、11本塁打、45打点。OPS（出塁率＋長打率）は0・688と物足りない数字となっていた。ベッツは「外的要因はない。僕自身にある。それを、なんとか修正するだけ」と打順は関係ないことを強調。前日は欠場したが、「やることは同じ。守備練習をやって、打撃ケージに3時間いた。いつもと変わらない」と、通常のルーティンをこなしたことを明かした。
メジャー12年目で、18年に首位打者とMVPのタイトルを獲得。レッドソックス時代とドジャース時代に合わせて3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。長年培った経験もあるが、「ボストンやロサンゼルスで得た（スランプ脱出の）手がかりや感覚が、もう機能しない。だから、今の自分らしさ、どういうことをすればうまくいくか、見つけないといけない。すごく難しいことだが、やるしかない」と意欲を示した。
