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【高校野球】救援の日本航空石川・長井孝誠「狙った」無死二、三塁で3者連続空振り三振/石川


津幡対日本航空石川 4回表無死二、三塁で救援した日本航空石川・長井(撮影・柏原誠)=2025年7月20日

<高校野球石川大会:日本航空石川10-0津幡>◇20日◇3回戦◇石川県立

日本航空石川の応援席が、ベンチが、みるみる精気を取り戻した。3-0の4回。先発三上統吾(2年)が無死二、三塁を招くと、中村隆監督(41)は長井孝誠投手(3年)をマウンドに送った。「前に飛んだら何が起こるか分からない。三振を狙った」と3者連続の空振り三振で圧倒。2回以降、思うような攻撃ができていなかったが、快投で重い空気を吹き飛ばし、大勝を呼び込んだ。

長井は2年連続春の甲子園で救援登板。分厚い投手陣の中で「火消し役」ながら背番号1を背負う。「こういう場面は慣れている。個々の能力は石川トップのレベルだと思う。1人1人がしっかりと投げ切れれば抑えられる」。今春センバツで先発した蜂谷逞生(3年)や保西雅則(2年)に、昨春の甲子園で好投した猶明光絆(ゆうめい・こうき、3年)が故障から復活した。猶明は富山・氷見で小学校からの同級生。「1年間、投げられなかった時でも『甲子園に行ってくれ』と励ましてくれた。最後に一緒にやれるのは、力になります」。コンビ復活で百人力だ。

24年1月1日に起きた能登半島地震で学校が被災。避難先の東京から戻る計画が白紙になるなど、翻弄(ほんろう)された。センバツ後の今年4月、野球部が先行で本格的に帰還。剣道部、サッカー部、女子バスケットボール部も続いた。長井は「少し学校生活が戻ってきたなと感じています。大きいです」と、野球に専念できることに感謝した。

準々決勝は北陸の雄・星稜と激突。「先は一切見ずに、総力で戦います」と中村監督。長井を中心とした投手全員が束になり、抑えにかかる。【柏原誠】

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