【高校野球】11球団スカウト約40人が英数学館・藤本勇太を視察 広島商に２点差で敗退／広島

広島大会3回戦　英数学館対広島商　先発した、英数学館の藤本。緩やかな二段モーションから腕を振る投球フォーム（撮影・中島麗）

＜高校野球広島大会：広島商4－2英数学館＞◇17日◇3回戦◇ぶんちゃんしまなみ

英数学館のプロ注目、藤本勇太投手（3年）が先発し、8回4失点で敗れ、3回戦で姿を消した。初戦で呉に完封勝ちし、2戦連続の先発も敗退した。

球場に集まったNPBスカウトは4人体制の阪神含む11球団の約40人。複数球団の幹部クラスが集結し、巨人は9人体制で視察した。

初回は、自身の暴投で1死三塁のピンチを招き、右前適時打で先制を喫した。味方の援護で5回に2－2で同点としたが、その裏に決勝点を献上。8回にはスクイズで失点した。この日また、自己最速を1キロ更新する148キロをマークした。

同校は今春の広島大会を初制覇し、中国大会に初出場した。夏の最高成績は、県内最多の甲子園出場回数を誇る広陵（広島）を破った、22年の16強。春夏通じて甲子園出場はなく、藤本がプロ志望届を提出し、ドラフト指名を受けてプロ野球選手が誕生すれば初の出来事となる。