中島健人（31）が17日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで全国ツアー千秋楽公演を迎え、自身初となる海外公演の開催を発表した。ソロデビュー後、初となった今ツアーは7都市を巡り全12公演で計3万人を動員。旧ジャニーズ事務所を含め、所属するSTARTO ENTERTAINMENT史上初となるソロでのドーム公演実現も約束した。
「国宝級のライブへようこそ」。その言葉を裏切らないパフォーマンスの連続に、会場中のファン「U:nity」たちは息つく暇も無く熱狂した。「俺と一緒に熱くなれんの？ 手加減したら許さないからな！」とあおって会場を紅潮させると、中島はステージを降りて客席へ降臨。ファンとハイタッチを交わし、眼前で歌唱するサービスで老若男女のファンが骨抜きに。距離感の近いホール会場を生かした、ファン思いな中島らしい演出となった。
変わらずセクシーな個性も健在。「MONTAGE」では、来ていたTシャツを破って上半身裸に。「何見てんだよ！」と照れつつ、肉体美を惜しげも無く披露。初披露となった新曲「JUST KENTY☆」では笑顔を絶やさずアイドルさを全開。バリエーション豊かに全16曲を歌唱した。
人気アニメの主題歌を担当した縁や出演ドラマの影響で海外人気は拡大中。9月14日には台北・Zepp New Taipeiで初の海外公演が決定。「ドラマのファンミや映画で行った時に温かいエールを頂いたので」と恩返しの凱旋（がいせん）だ。「レベルアップして帰ってくるので待っててください！」。アイドルでありアーティスト。ケンティーはまだまだ多くの人を魅了する。【望月千草】
○…かねて目標に掲げていたドーム公演実現への夢も変わらない。中島はがむしゃらに思いを口にした。「稚拙な表現かも知れないけど」としつつ「俺、すげえヤツになりたいのよ」と吐露。ファンへの感謝を述べつつ「俺、絶対東京ドームに行くから！ みんなで『ピカレスク』歌いたくない？ 2年くらいで行くよ。絶対」と予告。ソロデビュー後初となった1月ライブでも公言していた夢。ファンの愛には、中島も全力で愛を返していく。
