
ヤクルト武岡龍世内野手(24)が16日、6月度の「スカパー!サヨナラ賞」に輝いた。
6月6日ソフトバンク戦の延長10回1死、松本裕から右翼にサヨナラ本塁打を放っていた。8回までモイネロに18奪三振を喫する展開から劇的勝利に導いた。23年7月度以来、2度目の受賞に「あまり賞をもらうことは少ないんですけど、今回2度目で経験したことがないことなのですごくうれしく思います」と喜んだ。
自身初のサヨナラ弾だった。劇的弾の“裏話”も披露。次打席で大松打撃コーチから「真っすぐが速い特徴ある投手だから『空を向いて、フライを打つように打ってこい』」と声をかけられたという。「そういっていただけたから思い切っていけた」と回想。神宮の夜空にアーチをかけた。
ファームで調整を続ける村上、長岡も1軍復帰に着実に進んでいる。武岡は「1打席1打席を大事にしていく中でいい結果が出た。そういう意識はこれからも忘れずにやっていきたい。僕にしかできないことはあると思うので、僕という存在意義を示せるようにやっていきたい」と力を込めた。