
横浜F・マリノスは14日、明治安田J1第23節・横浜FC戦(7月5日、ニッパツ三ツ沢)で一部のマリノスサポーターによる発炎筒、花火使用、威嚇などの禁止行為について事実確認を行い、当事者に対する処分を発表した。
当該者に対し無期限入場禁止とした上、4つのサポーター団体には無期限活動禁止を科している。
報告内容は次の通り。
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【対象試合】
明治安田J1リーグ第23節
横浜FCvs横浜F・マリノス/ニッパツ三ツ沢球技場
【事象】
明治安田J1リーグ第23節 横浜FC戦の試合前、横浜F・マリノスサポーターが三ツ沢公園内において禁止行為を行った。
<禁止行為>
・発煙筒、花火の使用
・覆面等で顔を隠す行為
・横浜FCサポーターへの挑発行為
・警備スタッフの制止を振り切ってアウェイグッズ規制エリアへ侵入する行為
・警備スタッフの指示に従わない行為
・これらの行為を先導・扇動する行為など
【経過】
・7月8日(火)横浜F・マリノス、警備会社にて映像や写真等の確認・行為者の特定
・7月10日(木)~7月12日(土)横浜市内において、処分対象者への事情聴取及び念書の記入および処分内容の通告対応を実施
【処分内容(7月14日時点)】
下記<事案1・2>にかかわるその他の対象者は特定中のため、調査を継続ししかるべき対応をしてまいります。
<事案1>
【違反行為】
・集団での威嚇、挑発行為
・試合運営妨害
【処分内容】
違反行為を行った57名に対して無期限入場禁止
<事案2>
【違反行為】
・花火、発煙筒の使用
・集団での威嚇、挑発行為
・試合運営妨害
【処分内容】
違反行為を行った2名に対して無期限入場禁止
<サポーター団体への処分>
4つのサポーター団体の無期限活動禁止
(団体としての活動を想起させるすべての行為の禁止)
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処分内容の発表に加え、あらためて声明を出した。以下の通り。
横浜F・マリノスでは、「『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」をスローガンに、人権啓発活動を行っています。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、クラブに関わるあらゆる人が共有し、持つべき姿勢、考え方であるクラブフィロソフィーを胸に刻み、リスペクトをもった発信・行動を行っていただければと思います。
再発防止のために、再度スタジアム内外における安全対策やセキュリティ体制の見直し、さらにファン・サポーターとのコミュニケーションを強化するなど、安全・安心なスタジアムづくりに努めてまいります。
今一度、観戦ルールとマナーの順守をお願い申し上げます。