
<高校野球大阪大会:関大北陽7-0四條畷>◇14日◇2回戦◇GOSANDO南港球場
春大阪4強の関大北陽が、7回コールドで初戦突破を決めた。
試合が動いたのは2回裏、関大北陽の攻撃だった。2番二塁で出場の蔭山大翔内野手(3年)が2死満塁から左前へ先制の2点適時打。「緩い変化球を逆方向(左方向)にはじき返すのが自分の持ち味」と振り返った。
蔭山は次の打席でも適時打を放ち、4打数2安打3打点の活躍。辻本忠監督(48)も「打線を引っ張る存在で本当に頼りになる。彼が塁に出てくれるおかげでクリーンナップも機能するので」と絶賛した。
大阪桐蔭の初戦で本塁打含む2安打5打点と活躍した宮本楽久内野手(3年)は、蔭山の中学時代のチームメート。「(宮本の)活躍から刺激をもらった。仲はいいが、甲子園に行くためには越えなければならない存在でもある。対戦することになったら、全力で勝ちに行きたい」と闘志を燃やした。
07年センバツ以降は甲子園出場がないが、かつては阪神岡田彰布オーナー付顧問(67)ら多くのプロを輩出した名門。18年ぶりの大阪頂点へ次戦以降も打線をけん引する蔭山に注目だ。