
<高校野球岩手大会:盛岡四8-4花北青雲>◇9日◇1回戦◇きたぎんボールパーク
東北でも熱戦が始まった。宮城では仙台東が小牛田農林に20-2の5回コールド勝ち。先発のエース石浜李樹投手(3年)が先制打で猛攻の口火を切り、2安打2打点の活躍をみせた。岩手では2年連続の開幕カードとなった盛岡四が8-4で花北青雲に勝利。6回に高橋惺南外野手の適時三塁打で勝ち越し、8回には服部翔太内野手(ともに3年)の3点適時二塁打で試合を決め、昨夏最も早く敗退した悔しさを晴らした。
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花北青雲は3年ぶりの初戦突破はならなかった。3回に一時、勝ち越し打を放った阿部賢真主将(3年)は「もっとみんなと野球をしたかったという気持ちが大きいです」と悔しさをにじませた。1年生から試合に出場していた阿部だが「やっぱり3年生の夏は特別。自分たちみたいな思いをしないためにも、練習からもっと緊張感を持ってやっていって欲しい」と後輩たちに望みをつなげた。