
<練習試合:横浜8-6日体大>◇4日◇日体大健志台グラウンド
センバツ優勝の横浜(神奈川)は、春夏連覇へ着々と準備を進める。1、2年生中心の日体大と夏の大会前最後の練習試合を行い、8-6(落雷により7回で終了)で競り勝った。
5-6の6回に追い付き、なおも1死満塁から阿部葉太外野手(3年)の左前2点適時打で勝ち越した。それでも、村田浩明監督(38)は「大学生を相手に、負けている状態から逆転できたのはよかった。でも、本気で夏を取りにいくという中で、まだ全員野球になっていない」と指摘し、最後まで気を抜かない姿勢を促した。
県内のチームの多くが「打倒横浜」を掲げている。村田監督は「選手たちには、受けてたつのはやめよう、と言っている。今年はとにかく本物になって夏の神奈川をとりたい。他にもいいチームはたくさんある」。一戦たりとも気は抜けない。
初戦は11日。いよいよ厳しい夏の戦いが始まる。阿部葉は「ここまでやってきた過程を信じてやっていきたい」と気を引き締めた。