
<DeNA-巨人>◇13日◇横浜
巨人に“新風”が吹き込んだ。前日12日のDeNA戦(横浜)は初回に3点を奪って快勝。阿部慎之助監督(46)は試合後「久しぶりに(打線が)つながったのでね。その後はからっきしでしたけど」と振り返った。
5月1日広島戦(東京ドーム)以来のスタメン出場となった佐々木俊輔外野手(25)は、先制適時打を含む猛打賞を記録した。7月4日に1軍昇格以降、11打数7安打で打率6割超えの活躍を見せている。
先発のフォスター・グリフィン投手(29)は7回途中無失点の好投で、開幕6連勝をマークした。球団の外国人では06年パウエル、09年ゴンザレス、16年マシソンに並ぶタイ記録。指揮官は「完璧だったんじゃないですかね。よく頑張ってくれました」と評価した。
球団は得点力不足解消に向けて補強に動いた。チェコ出身のマレク・フルプ外野手(26)を支配下登録。早速1軍に合流し「7番右翼」でスタメン出場。4打数無安打に倒れたが「初めて試合に出場して、楽しむことができた。何よりチームが勝ったことが良かった」と充実感をにじませた。また、11日に入団テストを受けていた元DeNA乙坂智外野手(31)とも支配下選手契約を締結。球団を通じ「任されたところで、自分の持っている力を全て出し切ります」とコメントした。
同一カード3連勝に向けて、この日は赤星優志投手(26)を先発に立てる。首位阪神とは8・5ゲーム差。新戦力を招き入れ、阪神の背中を追いかける。