
<巨人-広島>◇6日◇東京ドーム
【展望/5日の試合から】巨人が執念で引き分けに持ち込んだ。5日広島戦(東京ドーム)は、守護神ライデル・マルティネス投手(28)大勢投手(26)を欠く中で、先発フォスター・グリフィン投手(29)が2回に打球が左すねに直撃するアクシデントがありながら7回5安打無失点。
その後も6人のリリーフ陣が延長12回まで無失点つなぎ、東京ドームでは5戦連続無失点。阿部慎之助監督(46)は「頑張ってくれました。ピッチャー陣、もちろん守りもそうですし、みんなが頑張っているから0に抑えられている」と評価した。
一方で、投手陣への負担が大きくなっているのは確か。打線は広島先発玉村の前に積極的にスイングを仕掛けるも無得点に終わり「凡打したら淡泊って言われるし、ヒット打ったら積極性があっていいって言われるので。しょうがないですよね。打てると思って本人たちは打ってると思うので」と指揮官。
その後も広島のリリーフ陣を打ち崩せず。延長10回には2死から3連打で満塁の好機をつくるも、丸が遊ゴロに倒れた。
<交流戦明けの東京ドームでの試合結果>
◆6月27日 DeNA戦 4-0(勝利)
◆6月28日 DeNA戦 5-0(勝利)
◆6月29日 DeNA戦 1-0(勝利)
◆7月4日 広島戦 1-0(勝利)
◆7月5日 広島戦 0-0(引き分け)
5試合で11得点(1試合あたり2・2得点)ながら、投手陣の踏ん張りで4勝1分けと負けなし。この日は赤星優志投手(26)が先発。「いつもそうなんですけど、自分のピッチングができるように」と意気込んだ。赤星の好投と打線の奮起に期待がかかる。