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【日本代表】宇野禅斗、デビュー戦フル出場に刺激「高い意識、レベルでやらないといけない」


日本代表に初選出され、抱負を語る清水MF宇野禅斗(2025年7月3日撮影)

<東アジアE-1選手権:日本2-0中国◇12日◇第2戦◇韓国・龍仁

【龍仁(韓国)=永田淳】日本代表(FIFAランキング17位)が中国代表(同94位)を2-0で下し、2連勝を飾った。国際Aマッチデビュー戦となったMF宇野禅斗(21=清水エスパルス)はボランチでフル出場。MF田中聡(サンフレッチェ広島)とコンビを組む中、ボール奪取に落ち着いたボールさばきでのビルドアップと及第点のプレーぶりだった。

何より容赦のない中国選手の激しいタックルを受けながらも、完封で乗り切ったことは大きい。

まず重点を置いた守備については「基本的に前から掛けていこうと話をしていた。リスクと入えばリスクがある守備でしたけど、逆サイドをボランチはカバーするという意識を持っていましたし、後ろの3枚は対人のところで1対1をしっかりと勝つということを前提にしていた」と説明した。

Aマッチデビューを果たした喜びよりも、今後への高ぶる思いの方が大きかった。

「第1歩を踏み出したという表現がしっくりくる。初めて代表の試合に出ることで、本当に(プレーの)基準が上がりましたし、高い意識、レベルでやらないといけないのも明確に分かった。その中で自分の特長を磨かなければいけない」と気持ちを引き締めた。

清水から唯一の選出とあって、クラブを背負う意識も持っていた。

「清水から代表に入って行く選手もどんどんいるんだぞと言うことも、自分の役割としてある。そういう思いを持っている。これから清水からもいい選手がどんどん入っていけばいい」と力を込めた。

21歳での代表入りだが、プレー同様にその発言も地に足の着いたものだった。「自分は本当にスペシャルな選手ではないので、地道に上がっていくしかない。その中でやってきたことが今回につながった。だからこそ、また強く基準を上げていきたい」。

ただ中国戦では反省点も多く残った。ボランチが攻撃の場面で前に出て行くシーンがなかったことだ。「前半は僕らでテンポよく動かして、うまくコントロールしてやりたかったが、ステーションパスというか各駅にしてしまった。ちょっと難しくしてしまった。それでも聡君のパスで点が入ったので悪くなかった」。

その上で「もうちょっとはっきり、スイッチのようなパス、相手の逆を取る展開があれば、僕らがもっと前に行ったり、シュート場面も作れたと思う」と振り返った。

後半からは熟練ボランチ、33歳の稲垣祥と組んだことで学びを得たという。「僕が持った時の判断だったり、行くところ、行かないとこ、刺すところ、学ぶべきというか成長すべきところがあった」と振り返る。

38歳の主将、長友の振る舞いも含めてこう話した。 「A代表の選手は11人全員がそういう影響力を持った選手が集まっている。だからイメージの共有やコンビネーションが生まれる。それはこれからさらに上げていかないといけない」。ただその中で「僕は僕なりにできること90分やりきれたかなと思います」と、手応えもしっかり残った。

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