
<東アジアE-1選手権:日本2-0中国◇12日◇第2戦◇韓国・龍仁
【龍仁(韓国)12日=永田淳】日本(FIFAランキング17位)が中国(同94位)を2-0で下して2連勝とし、大会2連覇に王手をかけた。第1戦から先発全員を入れ替えた中、前半11分にFW細谷真大(23=柏)が右足で決めて先制、後半18分にはMF望月ヘンリー海輝(23=町田)が代表初ゴールで突き放した。国内組のエースとして背番号10を託された細谷は、ノーゴールに終わった前回大会の雪辱をし、目指す26年W杯北中米大会メンバー入りへ名乗りを上げた。最終の第3戦は15日、開催国で宿敵の韓国と優勝を争う。
◇ ◇ ◇
日本史上初となる5度目のW杯出場を目指すDF長友佑都(38=東京)が、約2年7カ月ぶりの代表戦ピッチに立った。22年12月5日のW杯カタール大会決勝トーナメント1回戦クロアチア戦以来で、代表通算143試合目。3バックの左で安定感あるプレーを披露した。「代表のユニホームを着て日本を背負うことをうれしく思いながらプレーしていた」と、主将は充実の表情を見せた。
貴重な戦力と証明する90分だった。守備では相手にほとんど仕事をさせず、積極的な攻撃参加もみせた。38歳303日での出場はラモス瑠偉の38日181日を抜く歴代3位の年長出場記録。この1年は12戦連続メンバー外と屈辱を味わったが、腐ることなどない。「精度をもっと上げないといけないし、フィジカルレベルも上げないといけない。世界を見たら、もっとレベルの高い選手がいるので。まだまだです」。1年後のW杯を視界に捉えつつ、自身の伸びしろに期待した。