
<日本ハム7-3オリックス>◇12日◇エスコンフィールド
パ・リーグ首位の日本ハムが両チーム2桁安打の乱打戦を制し、貯金を今季最多タイの「16」に戻した。
初回無死二塁から矢沢宏太投手(24)の右前適時打で先制。さらに1死一、三塁、石井一成内野手(31)の内野ゴロの間に、三塁走者の矢沢が本塁へ突っ込み2点目を加えた。2回には清宮幸太郎内野手(26)の右翼への2点適時二塁打などで、さらに3点を追加。6回2死満塁では清宮幸が中前2点適時打を放ち、突き放した。
先発の加藤貴之投手(32)は5回8安打3失点も、打線の援護を受け、6勝目を挙げた。
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
-初回から1番五十幡、2番矢沢が躍動
パワー系オーダーより、スピード系オーダーの方が点を取ってますし、なんか打線になってますよね。
-五十幡が出塁すると矢沢も生きる
相手が九里くんだったんで、ずっと抑えられてたから、ちょっと守備も考えながら、加藤くんが今日ね、先発ピッチャーだったんで。そんなに点数が取れないかなというところで取ってくれたんで。加藤くんも(失点は)3点でゲームをつくってくれたんで(投打が)かみ合ってますよね。
-矢沢はバッティングもあれだけ調子がいいと、より足とかで破壊力も増す
(打つときにバットから)左手を外したら使わないよって(笑い)。意地でも外してない。外してないことによってファウルになってるんですよ。ファウルで粘って粘って、最後までボールを見て、いいヒットにつながってるから、あれは続けてほしいですよね。今日、2本打ってくれっていう約束をしてて、2本打ったんで、明日もまた。明日は…誰でしたっけ?
-オリックスの先発は寺西
ちょっと映像を見て。まあ、オーダーは決まってるんですけど(笑い)
-でも、ピッチャーによってスタメンを変えていくスタンスは一緒なんですか
今の流れ、いいですね。エスコンに戻ってきて、長打を意識したオーダーで組むと昨日みたいに完封されるっていうことが今、多いんで。3パターンできるんで。パワー系、スピード系、それをミックスしたもの。やっぱ、矢沢くんと石井くんのセカンドゴロ。あれは、おっきいっしょ。ねぇ。あと…“サードの子”のね、打点、でかいよね。満塁で大きいのを狙いに行くかと思ったら、会心のボテボテのセンター前(笑い)。あんだけ外野が前進してる中、狙ったんでしょうね、あの打球。
-本人はインチキみたいな打球って言っていた
インチキヒットって言ってた(笑い)。でも、最高のヒットですよね、あれね。
-7月に入ってから、清宮幸はすごい結果が出てますけど
出てないイメージ、ホームランが出てないからね、あの印象は、絶好調っていう印象には思えないってみんな思ってると思うんですけど、最高の結果を出してますね、今ね。
-初回の石井のセカンドゴロはボール球。見逃したら四球の場面だったが
いやいや、いいんです。あれは。今、背筋を真っすぐ伸ばしてほしいっていう(アドバイスをしている)。ちょっと丸まって潜るようなイメージを今、止めさせてるんですよ。結果出なくてもいいから。だから、背筋が伸びてることによってセカンドゴロは生まれたと思うんで。あれ、潜ってるとたぶん空振りかポップフライになってると思う。だから、いい傾向だなと。
-昨日聞けなかったのですが、郡司にセンターを守らせた理由は
いや、郡司くんのレフトの動きがいいんですよ。足の運びが。センターが一番簡単なんで、外野手の中で。全部見えるから、スタートも切りやすいし。レフト、ライトだと、ちょっと角度が変わってくるから。センターって簡単だなって、たぶん守ってたら思うと思うんです。だから、ちょっと郡司くんのセンターも、ちょっとアリかなって。肩は、そんな強い方じゃないんですけど、内野手をやってるんで、捕ってすぐカットマンに投げる技術は持っているから。
-今後も守らせる可能性がある
徐々に、徐々に。あとは(守ったことないのが)ライトとショートって言ってたんで…(笑い)。あんな記事書かれたら、いつ守らせようって思ってしまうじゃないですか、ハハハ。ピッチャーもね、点差が離れたときに(笑い)。へへへへ。今日の矢沢くんの、(8回の守備で)あのレフトにポテンと落ちて、サードに(進まれた守備)。あれを、もう走りながら1発でサードで刺せるようなプレーヤーになってほしいね。1回、ちょっと大きくなったでしょ、走ってこないと思ったのか。ああいうプレーは、レベルアップさせるためには、やらせていきたい。