
<高校野球兵庫大会:東洋大姫路9-2高砂>◇11日◇2回戦◇ウインク球場
14年ぶり夏の甲子園出場を目指す東洋大姫路が、コールドで初戦を突破した。
3回に4連打で3点を先制すると、5回にはセーフティースクイズなどで2点を追加。5-2の7回には打者9人で4点を奪って7点差とした。15安打9得点と鋭いスイングで得点を重ねた。
背番号1の木下鷹大投手(3年)が先発し、7回9安打2失点。走者を出しながらも粘りの投球で完投し、勝利に導いた。「内容は良くなかったけど、チームが勝てて良かった」と
登録変更により背番号10でベンチに入った阪下漣投手(3年)は登板せず。攻守交代時に仲間に水を渡すなどサポートに徹した。試合後には「サポートも1つのベンチワーク。サポートだけでも勝利をもたらせたので良かった」と笑顔を見せた。現状は捕手を座らせて数回ブルペン投球を行っており、「まずは信頼を得るところから始めていかないといけない」と気を引き締めた。
同校は今春センバツに続く2季連続の出場を狙う。ただ、夏は11年以来遠ざかっており、14年ぶりの聖地を目指す。木下も「夏は勝てばいい。泥臭い野球をして全国優勝まで勢いづけていきたい」と力強く話した。