
<広島1-3阪神>◇9日◇マツダスタジアム
ついに! 阪神が破竹の勢いで10連勝を挙げた。球団史上最速優勝となる18年ぶりリーグ制覇へつながった23年9月1~14日に11連勝して以来。貯金は17にまで増えた。
これでチームは10試合連続の2失点以下、2ケタ安打は今季最長タイの10試合連続と投打に勢いが止まらない。
0-0の2回先頭で、佐藤輝明内野手(26)が広島先発大瀬良の143キロ直球を振り抜き、弾丸ライナーで右翼へスタンドイン。両リーグトップを独走する今季22号ソロで先制。初回に2点中前適時打を放った前夜に続き、2戦連続で先制点をもぎとった。
直後に1-1と追いつかれるも、3回1死から近本が中前打を放ち二盗に成功。さらに中野が内野安打で好機を広げ、2死満塁から佐藤輝の二ゴロの間に勝ち越しに成功した。
さらに7回1死二塁から、森下翔太外野手(24)の中越え適時三塁打で追加点。終盤に大きな1点で広島を突き放した。
先発の大竹耕太郎投手(30)は6回途中6安打1失点の粘投で今季5勝目。これで広島戦は通算12勝1敗と、この日も好相性ぶりを見せつけた。
阪神は佐藤輝は22本塁打と58打点でトップ、森下は57打点で続く。近本は98安打、22盗塁でトップと打撃タイトル争いの上位を独占中。これで4カード連続の勝ち越しも決まり、勢いが止まらない。