
<高校野球神奈川大会:大師5-2アレセイア湘南>◇9日◇1回戦◇藤沢市八部公園野球場
プロ注目の大師・大竹倖太郎投手(3年)が、投げては154球で2失点完投、打っては4打数4安打1打点の大活躍でチームを勝利に導いた。初回に自身の中越え三塁打で先制点を奪い、勢いそのままに武器の伸びる直球で相手打線を手玉に取った。
32度を記録した暑さに加え、4打数4安打のため休む時間が少なく「5回以降は疲れがたまってしまった」というが「ランナー背負ってからはギアを上げて強いボールを投げた」と6回以降、再三のピンチを2失点で粘り、最後まで投げ抜いた。自己採点は「投球85点、打撃100点」と充実の1日となった。
スタンドからはNPB6球団のスカウトが熱視線を送り、うち1人は「昨夏から球速が上がり、真っすぐがとても良い。しっかり調整出来ている」と評価。この日の最速はスカウトのスピードガンで138キロだった。
154球の熱投も「肩肘は大丈夫です」と爽やかに笑った大竹。次戦に向け「次も投打で活躍したい」と意気込んだ。