
<ブルワーズ-ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリー・フィールド
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、今季5勝目をかけて怪物ルーキーのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)と投げ合い、5回まで2失点と好投している。
1回に大谷翔平投手(31)が、31号先頭打者アーチを放ち先制。援護を受けてマウンドに上がると、1番フリリックを捕邪飛。2番コントレラスにボテボテの内野安打を許したが、チョウリオをカーブでタイミングを外して一飛、イエリチをスライダーで一ゴロに仕留めた。
2回はボーンをスライダーで空振り三振、コリンズをスライダーで見逃し三振、チュラングを一ゴロに打ち取った。
3回はモナステリオを左飛、オルティスを三ゴロ、フリリックを遊ゴロ。2イニング連続の3者凡退に仕留めた。
4回は先頭コントレラスの弱い当たりの内野安打、チョウリオの右前打で初のピンチ。首位打者2度のイエリチを左飛に打ち取ったが、ボーンに同点の中前適時打を浴びた。続くコリンズに勝ち越しの適時打を許したが、追加点は許さなかった。
1-2の5回は先頭オルティスを投直、フリリックを内角のツーシームで見逃し三振、コントレラスを三ゴロに打ち取った。
5回まで69球、6安打2失点。最速は90・6マイル(約146キロ)だった。
レジェンド左腕カーショーは、試合前時点で9試合に登板して4勝0敗、防御率3・43。オフに左足のつま先を手術し、5月17日(同18日)のエンゼルス戦で260日ぶりのマウンドに上がった。6月14日(同15日)のカージナルス戦で、294日ぶりの白星をマークすると、7月2日(同3日)のホワイトソックス戦では、史上20人目の通算3000奪三振を達成した。メジャー通算441試合で216勝94敗、防御率2・52。今季の球宴にはレジェンド枠で11度目の出場が決まっている。
ブルワーズ先発の右腕ミジオロウスキーは、身長6・7フィート(約2メートル1センチ)の長身から、最速102・4マイル(約165キロ)の直球と150キロ台中盤の高速スライダーを投げ込む。メジャーデビュー戦となった6月12日(同13日)のカージナルス戦で5回ノーヒットピッチング(4四球)を披露すると、20日(同21日)のツインズ戦でも6回までパーフェクト。先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初だった。クラウダー・カレッジが22年ドラフト2巡目(全体63位)で入団し、今季は4試合で3勝1敗、防御率3・20。