
<ブルワーズ-ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリーフィールド
ブルワーズの怪物右腕ジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)が、大谷翔平投手(31)に1発を浴びるも衝撃の投球を披露した。
まずは1回に大谷と対戦。100・3マイル(約161キロ)の直球とカーブで追い込んだが、3球目の内角低め88・2マイル(約142キロ)のカーブを中越えの31号先頭打者アーチとされた。
「ユニコーン」こと大谷にいきなり洗礼を浴びたが、続くムーキー・ベッツ内野手(32)を97・4マイル(約157キロ)のスライダーで空振り三振、フレディ・フリーマン内野手(35)、アンディ・パヘス外野手(24)も空振り三振に倒れた。
2回は先頭マイケル・コンフォート外野手(32)とキム・へソン内野手(26)をチェンジアップで空振り三振に仕留め、大谷の1発後に5者連続三振を記録した。ダルトン・ラッシング捕手(24)にカウント1-2からカーブを右前に運ばれたが、ジェームズ・アウトマン外野手(28)から見逃し三振を奪った。
2回まで2安打1失点、アウトはすべて三振の内容。直球の最速は100・8マイル(約162キロ)だった。NHKBSで解説を務めた岡島秀樹氏は、高速スライダーに衝撃。「97マイルですよ…。まずスピードですよね。フォーシームの軌道から曲がるので。見ていて気持ち良いですよね」と驚きを隠せなかった。
右腕ミジオロウスキーは、身長6・7フィート(約2メートル1センチ)の長身から、最速102・4マイル(約165キロ)の直球と超高速スライダーを投げ込む。メジャーデビュー戦となった6月12日(同13日)のカージナルス戦で5回ノーヒットピッチング(4四球)を披露すると、20日(同21日)のツインズ戦でも6回までパーフェクト。先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初だった。