
<ヤクルト0-4DeNA>◇8日◇神宮
DeNAは入れ替え選手が躍動し、連敗を「3」で止めた。
この日1軍合流したばかりの関根大気外野手(30)が「7番右翼」、林琢真内野手(24)が「8番遊撃」で昇格即スタメン出場。
2点リードの4回2死から2人の連打で好機をつくり、先発東克樹投手(29)の中前適時打で3点目。初回に先制点を挙げた上位打線だけでなく、下位打線からもつなげて追加点を奪った。6回には1死二塁から関根が左越え適時二塁打で4点目。得点には結びつかなかったが、林も8回2死一塁から右前打を放ち好機を広げた。
三浦大輔監督(51)は「関根はよく自分の特徴を出してくれましたし、林もアウトになった打席でもしっかり捉えられていた。いい刺激を与えてくれましたよね」と起用に応えた2人をたたえた。
プロ12年目の関根は2軍で好調を維持。今季初打席、初スタメンで2安打1打点と結果を出した。関根は「うれしいですね。ただ(8回に代打を出されて)最後まで出られなかったので、出られるようにしたいですね」と振り返った。
下半身のコンディション不良から復帰した林はマルチ安打をマーク。守りでは安打性の当たりを何度もさばき、広い守備範囲で勝利に貢献した。林は「守備では自分のところに飛んできたら全部アウトにするつもりでした。本当にそのときのベスト、最低限の仕事はしようという感じです」と話した。
ファーム期間中も、欠かさず1軍戦を見ていたという林。「自分が1軍の舞台に立った時はこうしようって。試合に出てる感覚でずっと見てました。チームの勝利に貢献したいっていう一心です」と力強いまなざしで語る、熱き24歳が帰ってきた。