
<広島1-6阪神>◇8日◇マツダスタジアム
広島が首位阪神3連戦の初戦を落とし、阪神戦6連敗。ゲーム差は7・5に広がった。1回1死一塁から森下に四球となる7球目が暴投となり、1死二、三塁とピンチが広がった。続く佐藤輝の当たりは力弱い打球ながら投手と前進守備の二塁手の間を抜ける先制2点打。4回にも1点を失い、その裏の好機で代打が送られた。床田は今季最短4回3失点で降板。4回1死一、二塁から代打攻勢も、押し出し四球による1得点止まりだった。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
- 先発床田投手が前回に続き初回に失点。
新井監督 相手の打線は強力だからね。丁寧に投げようとしていたのは伝わる。また次、頑張ってもらいましょう。
- 1回の2失点直前には、バッテリーミスもあった
新井監督 (一走が)スタートを切っているからね。(ホームベースでバウンドする暴投となった球種は)ツーシーム? まだチェックしてないけど、ツーシームを引っかけたのかな。スタートを切っているから三振ゲッツー(を狙う)という気持ちは分かるんだけど、もうひとつ慎重に行ってほしかったかな。
- 打者走者を二塁に行かせた
新井監督 あそこはバッターランナーが二塁へ行ったとしても、あそこで投げたらもしかしたら(三走に本塁へ)かえられるかもしれないというのがあったから。そこは、分からないでもない。結構、距離があったから(二塁へダイレクトに)バンって投げたら、そのままかえられるかもしれないというのがサク(坂倉)の中にあったと思う。そこらへんは分かる。
- 中継に誰かが入るべきだったということか
新井監督 まだ(映像で)見てないけど、本来だったら間に誰かが入っておかないといけないと思う。ちょっとまだチェックしてないから何とも言えないけど、たぶん入っていなかったと思う。そこはやっぱり入らないといけない。まだ正確にチェックしてないけどね。
ー 4回は1死一、二塁から「矢野→田中」、「床田→秋山」と代打攻勢。
新井監督 あそこは3点ビハインドでチャンスだったら代えざるを得ない場面。相手に強力な中継ぎ陣がいることを考えれば、チャンスだったらあそこは代えようと思っていた。4回で0-3で相手の中継ぎ陣のことを考えたら、得点できるチャンスがあったらそこで仕掛けていかないと。
- 阪神先発の才木投手について
新井監督 序盤から結構みんな追い込まれても粘って、球数を投げさせていたんだけどね、あともう1歩というところかな。
ー3回1死一、二塁から二塁への小フライに二走中村奨成選手が飛び出す走塁ミスもあった
新井監督 あそこは2点ビハインドで次の打者がサク(坂倉)だから、冷静にならないといけないと思う。ちゃんと頭を整理して、あそこは戻らないといけない。
- 投手陣は四球からの失点が目立った
新井監督 相手打線が強力だし、振れている打者が多いのは分かるけど、もう少し大胆に行っても良かったのかなと思う。