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【巨人】丸佳浩サヨナラ2点適時三塁打「みんながつないでくれた」8連敗中“魔の火曜日”と決別


巨人対中日 中日に勝利し、ファンを背にポーズを決める巨人丸(撮影・たえ見朱実)

巨人が3年ぶりの山形で劇的勝利を飾った。2点を追う土壇場の9回に1死から4連打で試合をひっくり返した。代打佐々木、岸田、代打中山とつなぎ1点差に迫ると、最後は丸佳浩外野手(36)のサヨナラ2点適時三塁打で勝負を決めた。8連敗中だった“魔の火曜日”と決別する今季4度目のサヨナラ勝ち。3試合ぶりの白星で勝率を5割に戻した。

   ◇   ◇   ◇

うだるような暑さをしのぐ熱い一撃だった。「前の打者の(中山)礼都が1点取ってくれたので、気持ちが少し楽になった。変に硬くなることなく、思い切っていけた」。全身から汗が噴き出ながら、丸の頭は冷静だった。9回裏1点差に追い上げての1死一、二塁。中日抑えの清水の投じた3球目、121キロのカーブを捉えた。白球が右中間を破っていく。一塁から中山が一気に生還し、最終回で2点差をひっくり返すサヨナラ勝ちに、仲間から手洗い祝福を受けた。「みんながつないでくれたからね」と殊勲の36歳は感謝した。

9回に追加点を奪われ2-4。阿部監督も「敗戦ムードだった」とベンチの雰囲気を感じていた。1死から代打佐々木、岸田が安打でつなぎ、さらに代打の中山が適時打で1点差。午後7時を回っても気温30度超えの山形に、最後の最後にこれ以上ないヒートアップが待っていた。

「パワーをもらったのかな」。試合後に丸はつぶやいた。3年前の開催でも、決勝弾を放っていた、将棋の里。その時と同じホテルに泊まったが、チームが用意してくれた部屋は、22年と同じ「竜王の間」だった。球界屈指の将棋通は「すごく立派で、僕が使うのは本来はおこがましいんですけど、堪能させてもらいました」と気分も上々だった。巨人移籍後、サヨナラ本塁打は2本も、サヨナラ打は広島時代の16年9月1日DeNA戦(マツダスタジアム)以来で、サヨナラ三塁打は自身初にもなった。

この日と9日に福島開催の東北シリーズ2連戦で2連敗なら、今日9日にも自力V消滅の可能性があった。背水の陣で、さらに土壇場に追い込まれてからの粘り、そして大逆転勝利。指揮官は「まだまだ食らいついていくぞっていうのは全員が思ってやってくれている」と興奮を抑えながらたたえた。丸も「最後まで諦めることなく、すごい投手から3点取れたのは自信にしたい」と呼応した。熱く価値ある1勝になった。【阿部健吾】

--【スコア】プロ野球スコア速報>>--https://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/-

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