
<巨人1-0広島>◇4日◇東京ドーム
巨人山崎伊織投手(26)が8回無失点の熱投をみせ、チームに勝利を呼び込んだ。
精度良い直球と、今季から大きな武器となっている浅く握る速いフォークが威力を発揮。3安打、10奪三振でプロ自己最多128球に迫る126球を投げ抜いた。
8回には広島モンテロに11球を投げて三振。1死二塁で迎えた森下との“投手対決”では粘られながらも、10球目に三振に切ってみせた。8回裏に代打を送られて降板となったが、代打出場したキャベッジが8号ソロで貴重な先制点。山崎はベンチを飛び出て喜んだ。
9回は大勢が三者凡退に抑え、今季初セーブを挙げた。
チームは前カードの阪神3連戦で、いずれも1点差で競り負け、同一カード3連敗を喫していた。連敗脱出に向けて快投が期待される中で「そういう時こそ、粘り強く頑張りたい」と強調していた背番号19が、有言実行のピッチングで自身の8勝目、チームとしても大きな勝利をつかみ取った。