ナショナルズ小笠原慎之介投手（27）が6日（日本時間7日）、マイナーから昇格し、本拠地でのレッドソックス戦で念願のメジャーデビューを果たした。先発としてマウンドに上がり、2回2／3を投げて1本塁打を含む7安打4失点無四球2奪三振と踏ん張れず、黒星発進となった。
立ち上がりの初回。メジャー1球目の速球を右前へ運ばれた。初三振で1死を取ったものの、連続長短打と2ランを浴び、4点をリードされた。2回は降雨中断をはさみながら無失点。3回2死後、失策と安打で走者を背負い、55球で交代した。「（初回の）4点がすごい痛手だった。次はいい投球をしたい。楽しもうとは思ったが、楽しめなかった。映像で振り返って反省したい。悔しいのひと言。それ以外何もない」。
小笠原は昨オフ、中日からポスティング申請を行い、今年1月に2年総額350万ドル（約5億750万円）で契約。春季キャンプで結果を残せず、開幕をマイナーで迎えた。その後、右脇腹を痛めこともあり、リハビリを続けていた。
地区最下位に低迷するナ軍は追い上げ及ばず、3連敗。試合後には、マイク・リゾGM（64）とデーブ・マルチネス監督（60）の解任が明らかになり、人事一新後、新たに再建の道を探ることになった。
