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【秋田】金足農 甲子園準Vの高橋佑輔コーチがカツ「最後は気持ちの勝負」弟と2年連続全国へ


金足農・高橋孝(右)の指導をする高橋コーチ(撮影・高橋香奈)

<東北地区注目選手紹介:連載2>

第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)出場を懸け、来週から東北各地で熱戦が繰り広げられる。東北6県版では各県の注目校や選手を紹介する。2回目は2年連続の出場を目指す金足農(秋田)と4年ぶりに春の山形王者となった酒田南(山形)。チーム一丸で夏に挑む。

   ◇   ◇   ◇

金足農がチーム一丸で夏2連覇を目指す。18年夏の甲子園準優勝メンバーで23年からコーチを務める高橋佑輔氏(24)は4兄弟の長男。昨年は三男・高橋佳佑前主将とともに6年ぶりの夏の甲子園出場を果たした。昨年はベンチ外だった四男・孝士朗外野手(2年)も主力となった。「コーチの弟だからメンバーに入れていると思われないような実力をつけて欲しくて、甘やかさずやってきました」。今でも小さいという意味で「ちー」と呼ぶが、グラウンドに入れば一選手として厳しく指導する。

「自分も含め首脳陣も監督に頼りきらずに」と熱い思いも真っすぐに部員たちに伝える。6月、招待試合で大阪桐蔭と対戦。収穫の多かった一戦を終え、部員たちの変化を期待していたが、守備練習に取り組む姿勢に物足りなさを感じた。ノックバットを持つ手を止め、カツを入れた。

「もう今の時期は技術を高める時期ではない。最後は気持ちと気持ちの勝負、ハングリー精神をもって取り組んで欲しい」

マネジャー陣も夏にかけている。中学時に野球をやり、「サポート側に回りたい」と志願入部した加藤郁子さんと、野球部OBの兄を持つ藤原美優さん(ともに3年)。「選手の気が散らないように」と忍び足で歩くなど、普段から徹底して選手ファーストの精神を心がける。夏に向け2人で4000羽の鶴を折った。

また、「愛を込めて、今までよりも手の込んだものを」と、1年生マネジャーを含めて4人で54個のサイコロ型のお守りを作製。「今までやってきたことに自信持って、精いっぱい頑張って欲しい」と声をそろえる。秋田大会は10日に開幕。金足農同校の初戦は11日、由利と対戦する。今年もチーム力で「カナノウ旋風」を起こしてみせる。【高橋香奈】

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