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復調の「打者大谷」徹底した内角攻めも「意味がないですね」と元メジャーリーガーら脱帽


元メジャーリーガーの岩隈久志氏と阪神などで活躍した糸井嘉男氏が、ドジャースの大谷翔平選手の復調について分析した。糸井氏は、大谷がナショナルズ戦で見せた外角高め直球を逆方向に運ぶホームランを「究極の1本」と称賛。内角攻めでの調整が功を奏し、外角球も打てるようになったと説明。大谷選手の強靱なスイングスピードとパワーが、内角攻めに対抗可能であることに貢献していると評価した。岩隈氏も、通常の打者なら内角意識が外角打撃に影響を与えるところを、大谷選手には通用しないと述べた。

岩隈久志氏、糸井嘉男氏(2024年7月22日撮影)

フジテレビ系のスポーツ番組「すぽると!」が29日に放送され、楽天やメジャーで活躍した岩隈久志氏(44)、阪神などで活躍した糸井嘉男氏(43)が「打者大谷」が復調した背景を分析した。

ドジャース大谷翔平投手(30)は22日(日本時間23日)ナショナルズ戦で8試合ぶり26号2ランを放つと、1週間で4本塁打をマークし、ナ・リーグトップの29号に到達。

糸井氏は、同戦で外角高め直球を逆方向へ運んだ1発を「究極の1本」に選出。復調の背景には、ナショナルズ戦の1つ前のカード、内角攻めで2つの死球を食らったパドレス戦を挙げた。

スタジオではストライクゾーンパネルが設置され、打席に出演者の千鳥大悟が立ち、糸井氏がボールのついた棒を使いながら解説。まず「ここばっかり攻められていたんですね」と内角のゾーンを差した。

内角攻めが続くと打者は「意識が内角、内角になります」と打者自身のストライクゾーンが内角にズレていくと説明。すると外角のコースが遠く感じ、本来のストライクゾーン内の球もボール球に見えてしまうと解説した。そんな中でも「大谷くんは関係なしに、外角もしっかり打てる」と説明。

多くの打者は内角を打つ際、体を開きポイントを前にして打ちたがるが、大谷の場合は体を開かずに、腕をたたんだ状態でも打ててしまうという。

千鳥コンビからその理由を問われると「それは、大谷くんだからです」と笑いを誘ったが「それを可能にしているのは強靱(きょうじん)なスイングスピードと、腕をたたんでも持っていけるパワーが大谷くんにはある」と徹底した内角攻めが続く中でも外角を打てた理由に「ミートポイントの一定」を挙げた。

さらに糸井氏は打球が中方向から逆方向(左方向)へ飛び出すようになると「ホームラン量産体制に入ります」とも断言した。

千鳥ノブは岩隈氏へ「投手からして、ストライクゾーンをズラしてやろうという感覚はあるんですか」と質問。岩隈氏は「もちろんありますね」と投手目線で解説。逆方向へ飛ばすことのできる強打者は、外角球を簡単に打ててしまうといい「内角を意識させてファウルを打ってくれれば、肩が開く。そうするとストライクゾーンがどんどんズレてくれる。そこで初めて、外角が少し甘くなってもミスショットしてくれて助かる」と解説した。

だが糸井氏も岩隈氏も、大谷に関しては配球でストライクゾーンをズラしていく作戦に「意味がないですね」と脱帽だった。

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