
川崎フロンターレは30日、日本代表DF高井幸大(20)が海外移籍の手続きと準備のため、7月5日の鹿島アントラーズ戦後にチームを離脱すると発表した。英BBCが報じたイングランド、プレミアリーグの名門トットナムへの移籍準備を進める。
クラブは「7月5日(土)の活動をもってチームを離脱することになりましたので、お知らせいたします。今後につきましては、正式に決定次第、あらためてお知らせいたします」と伝えた。鹿島戦後にサポーターへあいさつを行う。6日に開催されるファン感謝デーには参加しないという。
クラブの下部組織で育った高井は22年2月に高2でプロ契約を結んだ。同年4月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でプロデビュー。23年から徐々に出場機会をつかむと、昨季は24試合に出場した。
活躍はクラブだけにとどまらない。23年にU-20ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会に出場。昨夏はパリオリンピック(五輪)で活躍すると、同年9月にA代表デビューを飾った。
今季はアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アルナスル)を封じるなど、日本屈指のセンターバックに成長している。