
元巨人でヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(51)が、YouTubeチャンネル「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演した。13日~20日まで松井氏が12球団から1人ずつ選んだ選手「松井秀喜セレクション」が開催された。これを記念して、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)との対談が行われた。
楽天からは「歴史が短いので難しかったんですけど。田中マー(将大)君はまだ現役だし」と迷った末、近鉄や楽天で活躍した岩隈久志氏(44)を選出。「楽天と言えばやっぱり岩隈くんかなと。21勝したでしょう楽天の時に。素晴らしいピッチャーで」と21勝を挙げた08年に沢村賞を獲得するなど球団創設期を支えた初代エースについて語った。
現役時代に対戦経験はなかったが、隣に座っていたイチロー氏が「岩隈はいいピッチャーですよ」と話した。松井氏も「いやいいピッチャーです」と賛同。イチロー氏と岩隈氏は、09年第2回WBCで世界一に輝いたチームメート。イチロー氏は以前「絶対に(ボールを)膝より上に投げない。守っていて安心感がある」と話しており、2人そろって岩隈氏を高く評価した。
ボールについて松井氏は「ツーシーマー気味のボールとストレートがテレビで見ている感じでは区別がつきづらい」と分析し「どっちか狙い打ちしないとね。両方追いかけると難しいピッチャーなんじゃないかな」と攻略法を考えていた。