
これまで何度もビッグネーム、ビッグクラブの大型移籍を伝えてきたイタリアのジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が25日、レアル・マドリードを今季限りで退団するMFルカ・モドリッチ(39)がACミランに移籍すると自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
現在、参加しているクラブW杯後に7月にメディカルチェックを受け、合意に達する見通しだという。
移籍市場に精通したロマーノ氏は、国内外に絶大な影響力を誇る人物として知られ、同氏のコメントは日本では「ロマーノ砲」とも呼ばれている。決めぜりふでもある「here we go」(さぁ、もうすぐ決まるぞ)との言葉も添えられつつ「soon(もう少しで)」とも書き足されていた。
モドリッチは12年夏にトットナムからRマドリードに加入した。それ以降の13シーズンで公式戦590試合に出場して43得点を記録。欧州で最も大きな成功を収めているクラブで一時代を築く選手となった。
クラブ史上最多の28タイトル(欧州チャンピオンズリーグ=CL=6回、クラブW杯5回、インターコンチネンタルカップ1回、欧州スーパーカップ5回、スペインリーグ4回、国王杯2回、スペイン・スーパーカップ5回)を獲得した。
個人としては18年にバロンドール、FIFA年間最優秀選手賞、欧州年間最優秀選手賞を受賞し、世界のプロサッカー選手による投票だけで決まるFIFA/FIFProワールドイレブンにも6度、選出されている。
モドリッチは退団にあたり自身のインスタグラムで「僕は心が満たされた気持ちで退団する。誇りと感謝、そして忘れられない思い出でいっぱいだ。クラブW杯の後、このユニホームをピッチで着ることはないだろうが、僕はいつまでもマドリディスタだ」とつづっていた。