
レアル・マドリードがすでに、リバープレートの若きアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノ(17)と契約を結んでいるとスペイン紙アス電子版が12日に報じた。
マスタントゥオーノは今夏、ヨーロッパで大きな注目を集める選手の1人になっており、パリ・サンジェルマンが獲得に尽力しているという報道が出ていた。しかし、最終的にRマドリードが契約解除金と移籍によって発生する税金を合わせ、約4500万ユーロ(約72億円)をリバープレートに支払うことで、すでに契約を締結しているとのことだ。契約期間は31年までの6年になるという。
リバープレートとマスタントゥオーノは当初、リベルタドーレス杯優勝を目指して戦うため、1月まで残留することを希望していた。しかし、Rマドリードはできるだけ早い加入を望んでおり、8月14日に18歳の誕生日を迎えて成人になった翌日にマドリード入りする予定であるとのことだ。
スペインのラジオ局カデナ・セルによると、シャビ・アロンソ監督はロドリゴ、ギュレル、ブラヒム・ディアスなどを差し置き、マスタントゥオーノを最初から右サイドの攻撃的なポジションでレギュラーに据えることを考えているという。
マスタントゥオーノはリバープレートでの活躍ぶりが高く評価され、今月6日に行われたワールドカップ予選のチリ戦に17歳295日で出場し、アルゼンチン代表史上の公式戦最年少デビュー記録を更新した。(高橋智行通信員)