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大谷翔平、長尺バットで史上3人目の日米通算300本塁打 ジャッジだけが同じサイズ使用


ドジャースの大谷翔平選手がロッキーズ戦で日米通算300本塁打を達成しました。この試合で大谷は、1番DHとして出場し、2試合連続の27号2ランを放ちました。この記録は、日本人選手として松井秀喜、福留孝介に続く史上3人目です。大谷は今年から使用している35インチの長尺バットが話題になっています。これにより低めの変化球にも対応可能ですが、高めの速球への対応には自信があるとされ、バットスピードも昨年とほぼ変わらず、平均ハードヒット率は向上しています。また、大谷のバット使用が日本の選手にも影響を与えており、チャンドラーバットの人気が急増中です。

ロッキーズ対ドジャース 6回表ドジャース無死一塁、大谷は日米通算300号となる2点本塁打を放ちベンチに向かってデコルテポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

<ロッキーズ7-9ドジャース>◇24日(日本時間25日)◇クアーズフィールド

【デンバー(米コロラド州)24日(日本時間25日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(30)が、ロッキーズ戦に「1番DH」で出場し、2試合連発となる27号2ランを放ち、日米通算300本塁打に到達した。NPBで48本、MLBで252本での大台は、日本人選手では、松井秀喜、福留孝介に続く史上3人目の記録。デーブ・ロバーツ監督(53)の監督通算900勝目に花を添えた。

   ◇   ◇   ◇

日米通算300号を達成したドジャース大谷翔平投手(30)は今年初め、新たに35インチ(約88・9センチ)という長尺バットを使っていた。チャンドラーバットの輸入代理店「エスアールエス」の宇野誠一社長(57)によると「ノックバット級の長さ。日本では外国人を含めて、長くても34インチ(約86・4センチ)」。米大リーグでも珍しい長さで、チャンドラーではジャッジ(ヤンキース)だけが同サイズを使用している。

シーズンが進むにつれ、23年と同じ34・5インチ(約87・6センチ)の使用が確認された。投手によって併用しているのか、戻したのかは不明。重さは32オンス(約907グラム)で素材はメープル。昨年の34インチ、31・5オンス(約893グラム)よりは長く、重い。34・5インチでも、日本で使っているのは、宇野氏いわく「ギッテンス(元楽天)デビッドソン(元広島)ぐらい」という珍しい長さ。これだけ長いバットは低めの変化球を拾えるが、高めの速球には詰まる危険がある。それでも長いバットを使うのは、高めの速球に「自信があるからかもしれない」と分析した。

大谷の今季平均バットスピードは、ベースボールサバントによると76・1マイル(約122・5キロ)で両リーグ10位。バットを長く、重くしたにもかかわらず、昨年の76・3マイル(約122・8キロ)とほぼ同じだ。それゆえ平均ハードヒット率(打球の初速が153キロを超える率)は昨年の60・1%から自己最高を更新する62・0%となっている。同じスピードで振れるのならば、重いバットの方が打球は、速く遠くに飛ぶのは当然だ。

日米通算300号は日本人3人目だが、日本選手のバットにも大谷は影響を与えている。今季は侍ジャパンでチームメートだった岡本(巨人)が、チャンドラーのバットを使用して本塁打を量産。坂本(巨人)も1軍復帰戦で二塁打を放った。現時点で昨年比2倍のバットがプロに卸され、アマチュアでは価格が4万円弱と国内メーカーの2倍以上するのにもかかわらず、使用者が急増中。宇野氏は「間違いなく大谷さんの影響でしょう」と話した。【斎藤直樹】

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