
<ロッキーズ7-9ドジャース>◇24日(日本時間25日)◇クアーズフィールド
ドジャース大谷翔平投手(30)が、ロッキーズ戦に「1番DH」でスタメン出場。4打席目に今季27号2ランを放ち、日米通算300本塁打を達成した。
1回の第1打席は、2ボールからの速球を捉えたかに見えたが、フェンスの少し手前で捕球された。打球速度109・7マイル(約177キロ)、飛距離399フィート(約122メートル)の大きな当たりだった。
1点ビハインドの3回1死二塁で迎えた第2打席では、1ボールからのナックルカーブにタイミングを外され、左飛に終わった。
第3打席は3点リードの4回1死二塁、カウント1-2からの高めのナックルカーブにバットが空を切った。
3点リードの6回無死一塁で迎えた第4打席では、1ボールから92・7マイル(約149キロ)の速球を左翼席に運んだ。飛距離は373フィート(約114メートル)だった。2試合連続の今季27号2ランを放ち、日米通算300本塁打を達成した。
5打席目は4点リードの8回に先頭で打席に立ち、右腕のアンヘル・チビイ投手(22)の前に投ゴロに倒れた。
チームは4回に打者一巡の猛攻で一挙6得点で逆転し、ロッキーズに快勝。不振のコンフォートが決勝の5号3ランを放った。
投手陣は、ブルペンデーを採用。先発を任されたドライヤーが1回1失点で降板し、2番手のロブレスキが5回2失点と好投した。7回以降は勝ちパターンで逃げ切った。
ナ・リーグ西地区首位のドジャースは、同地区最下位のロッキーズとの初戦を制し、2連勝を飾った。
標高約1600メートルの高地に位置するクアーズフィールドは、空気抵抗が少なくボールが飛びやすいとされる「打者天国」。大谷は同地で通算5本目のアーチで、松井秀喜、福留孝介に続く日本人3人目の日米通算300号のメモリアルアーチを記録した。
今季は打率2割8分9厘、ナ・リーグ単独トップの27本塁打、52打点、11盗塁。