【ヤクルト】ドラフト１位中村優斗がプロ初先発で５回１失点 初勝利はお預け 打線の援護なく

ヤクルト対オリックス　ヤクルト先発の中村優（撮影・野上伸悟）

＜日本生命セ・パ交流戦：ヤクルト－オリックス＞◇22日◇神宮

ヤクルトのドラフト1位右腕中村優斗投手（22＝愛知工大）がプロ初登板、初先発で5回5安打4四死球の1失点だった。プロ初勝利はお預けとなった。

初回に1死一、三塁からオリックス杉本に中前適時打を浴びたが、2回以降は立ち直った。2回は3者凡退に封じた。3回は2死三塁のピンチで再び杉本と対峙（たいじ）し、今度は149キロ直球で見逃し三振に抑えてリベンジした。

球数は86で、最速は153キロだった。打線の援護に恵まれず、1点を追う5回に代打を告げられマウンドを降りた。登板前は「たくさんの観衆の中で投げられるのは本当に幸せだと思う。楽しんで投げて、ファンの方も元気が出るようなプレーを心がけてやっていきたい」と話していた。満員御礼となった神宮でプロの1歩目を踏み出した。