
<明治安田J1:川崎F1-2神戸>◇第21節◇21日◇U等々力
川崎フロンターレがヴィッセル神戸に1-2で逆転負けし、7試合ぶりの黒星を喫した。
立ち上がりから出足鋭く攻め込み、前半6分にMF脇坂泰斗主将(30)が先制。しかし23年まで所属した相手FW宮代大聖(25)に2失点を食らい、試合をひっくり返された。
長谷部茂利監督は「失点は防げたのではないかという思いがある。1点しか取れなかったのが残念。もっとアグレッシブに向かう姿勢が見せられたら複数得点できたのではないか」と攻守両面での課題を口にした。
序盤こそアグレッシブさで相手を圧倒したが、徐々に相手の圧力を受け、思うようにゲームを展開できなかった。ハイプレスに苦しみ、ロングボールはことごとくはね返された。
後半途中にMF伊藤達哉とMF大島僚太をダブルで投入してからは流れが変わり、押し込んだが相手ゴールをこじ開けられなかった。DF高井幸大は「こういう強度の高いチームはJリーグではトレンドで増えている。どう戦うかは課題。どれだけ攻撃で上回れるかが大切になる」と圧力に屈したことを認めた。
首位鹿島アントラーズが敗れたため、勝ち点差を縮めるチャンスだった。逆に相手はこの勝ち点3で3位に浮上。重要な勝ち点を失った形となった。高井は「切り替えて上位に食らいつくためにやっていきたい」と25日のアルビレックス新潟戦を見据えた。