
<日本生命セ・パ交流戦:巨人-日本ハム>◇19日◇東京ドーム
日本ハム新庄剛志監督(53)が仕掛けた「偽装重盗」は巨人甲斐拓也捕手(32)の「偽投」に阻止された。
4点リードの4回2死一、三塁、打者郡司のカウント2-2からの5球目だった。一塁走者のマルティネスがディレードスチールのスタートを切った。甲斐は二塁へ送球する“フリ”をして、三塁走者の矢沢へ目を向けた。矢沢は本塁へスタートしかけており、甲斐は二塁への偽投から三塁へ送球。三本間で挟まれた矢沢はアウトとなった。
同様の作戦は1週間前の12日ヤクルト戦(エスコンフィールド)で成功させていた「新庄スペシャル」だったが、昨季までソフトバンクに所属した甲斐には冷静に対応された。