
<日本生命セ・パ交流戦:阪神8-1ロッテ>18日◇甲子園
ロッテはチャンスで1本が出ず3連勝とはならなかった。
先発の田中晴は今季最短の4回1/3で降板した。0-1の5回には無死一塁から2度の暴投で走者を進め自らピンチを招き、阪神中野に右前適時打を浴びた。5回途中で8安打3四球3失点でマウンドを降りた。「ひとりひとりの打者を振り返っても自分の有利なカウントで勝負できなかった。やっぱり先頭の出塁とスコアリングポジションにランナーを出す回数が多過ぎたっていうところだと思いますし後半は粘ることができなかった」と反省した。
8回に登板したゲレーロが佐藤輝に2ランを浴びるなど5失点と炎上し、突き放された。
打線は5回、藤岡が安打で出塁し1死一塁。直後の西川が左中間への安打を放ち、その間に一走・藤岡は本塁突入したが憤死した。6回に3連打でチャンスを作り、1死満塁から安田の犠飛で1点を返したが、追いつけなかった。
▼1イニング3暴投のプロ野球タイ記録=田中晴(ロッテ) 18日の阪神2回戦(甲子園)の5回に記録。今年の4月29日ランバート(ヤクルト)以来19人目。ロッテでは87年6月14日村田、94年9月28日伊良部、04年5月15日小林雅に次いで4人目。