
<高校野球兵庫大会・組み合わせ抽選会>◇17日◇明石市民会館
第107回全国高校野球選手権兵庫大会(6月29日開会式、7月5日開幕試合)の組み合わせ抽選会が兵庫県明石市内で行われた。現チームでは県内無敗の東洋大姫路の初戦は西宮今津と高砂の勝者に決まった。
渡辺拓雲主将(3年)は「今の3年生は集大成になる。優勝できるようにとは言っている。ようやく始まったなと思っています」と気持ちを高ぶらせた。
秋春と兵庫を連覇。兵庫史上初の秋春夏3連覇で、14年ぶり夏の甲子園を狙う戦いとなる。「秋春と優勝できて、いい流れには乗っていると思うんですけど、まだまだだめなところはある。3冠できるように、初戦から1試合1試合丁寧に戦っていけたらなと思います」と足元を見つめ直した。
岡田龍生監督(64)にとっても母校を率いて初めての夏の甲子園を目指す戦い。渡辺拓は「今のままじゃ勝てないと自分たちもわかっていますし、岡田先生もよく言われている。3冠できるチームは自分たちは可能性があると言われた。岡田先生を胴上げというか優勝できるように頑張りたい」と岡田監督との頂点を見据えた。
今夏の登録メンバーには、センバツ中に右肘靱帯(じんたい)を損傷した阪下漣投手とコンディション不良の末永晃大投手(ともに3年)が入っておらず。初戦まで変更可能だが、渡辺拓は「戻ってきてほしい気持ちもあるんですけど、戻って来れなくても他の選手で補っていかないといけない。頑張らないとなと思います」と話した。