
<ドジャース-パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
23年8月23日以来、663日ぶりとなるドジャース大谷翔平投手(30)の二刀流復帰は、試合前から異常な注目度となった。
試合開始の40分前、午後6時半にフィールドへ登場すると、三塁側スタンドから一斉に歓声と拍手が上がった。左翼でキャッチボールを終え、同6時40分にブルペンに入った。
左翼スタンド周辺は大勢のファンでごった返し。およそ500人が密集していた。左翼側、三階席の端からブルペン投球を撮影しようと、高さ20メートルはあるだろう真上からスマートフォンを掲げて、一列のラインができるほどだった。
ブルペン投球を終えると、三塁側ベンチまで大谷はゆっくり歩いて戻った。試合前にもかかわらず、ほぼ全員が立ち上がって1人の選手をスマートフォンで撮影する姿は、ポストシーズンでも見たことがない、異様な光景だった。